網入りガラス窓でも断熱できる優れモノを発見!冬の寒さ対策にオススメです!

網入りガラス窓でも断熱できる優れモノを発見!冬の寒さ対策にオススメです!

賃貸ではマイホームと違って基本的にはリフォームできないので、床暖房や二重窓の無い家は工夫して寒さ対策をしなくてはいけません。我が家もそういった設備がないので自分たちでなんとかしなければなりませんね。

新居に引っ越して来て思っていたのが、前の家よりも窓からの冷え込みがすごくありそうだなと感じていました。

現在11月で秋から冬に切り替わる季節ですが、私の予想通り窓からの冷気が結構来ていて既に結構な冷え込みに襲われています。笑

今回はエアコン設置の無い子供部屋から寒さ対策を行なっていこうと思います。

Advertisement

窓の断熱シートで手軽に寒さ対策

冬の寒い日せっかく暖房で部屋を暖めても、窓から約58%の熱が逃げていると言われています。窓付近の寒さ対策は断熱カーテンや断熱ボードなど色々とありますが、今回は賃貸DIYらしく窓に直接施工する断熱シートを使っていこうと思います。

窓用の断熱シートとは近年の省エネ・寒さ対策グッズの一つとして手軽にできて効果が高いと人気の商品です。断熱シートとは言っていますが、ごく一般的な身近な物で言うと梱包などに使われるプチプチ(エアクッション)ですね。

施工方法も簡単で窓に貼り付けるだけで断熱効果が得られます。断熱効果だけでなく結露の発生も防ぎ、窓際に水滴が溜まらないようにしてくれるので、窓際のカビを発生しにくくする効果もあります。もちろん保温効果が高まれば暖房も省エネ稼働になり電気代の節約にもなりますね。

今回はそんな断熱シートを求め、行きつけのカインズへ探しに行きました。最近の断熱シートはデザイン性も豊富で色々な柄やキャラクターがプリントされているものが多いですね。子供部屋向けの可愛いものも発見しました!

カインズ限定のディズニープリントの断熱シートです。ちょうど広告の品だったので安く買えました。プチプチを買いに行く感覚だったので特にリサーチせずに買いに行ったのですが、リサーチはしておいた方が良いことも後々実感します。笑

網入りガラスの窓は断熱シート非対応

まず今回施工する子供部屋の窓ですがこんな感じです。この時点で感の良い方は気づかれるかもしれませんね。笑

実はこの部屋の窓は断熱シートを貼ることができないらしいのです。笑

買って説明書を読んで気づいたのですが、窓用の遮熱シートとは言っても全ての窓に対応しているわけではないんですね。気づかないで施工すると割れたりと危険な事態になる可能性もあるので必ず施工する窓が遮熱シートに対応可能かを確認してください。

そして我が家の窓がなぜ遮熱シートを貼ることができないかというと、ずばり網入りガラスを使用した窓だからです。割れにくくするためにワイヤーを入れて頑丈にしてるのになぜと思ったのですが、私の認識が間違っているようです。

そもそも網入りガラスの窓の用途は、ガラスの内部にワイヤーを組み込むことによって、火災発生時などにガラスが飛び散るのを防止するために作られたガラスらしいです。

その網入りガラスに遮熱シートを貼ってしまうと、ガラスの中のワイヤーとガラスに温度差が出来て、熱割れを起こす危険性があるみたいなんですね。遮熱シートとの相性は逆に最悪でした。笑

また、賃貸では少ないのかもしれませんが真空二重ガラスの窓も同じく熱割れを起こしやすいようなので注意してください。購入しようとしている遮熱シートがあればパッケージの注意書き表記に、ガラスの対応表が記載されていると思うのでそちらで対応可能か確認してから買うことをオススメします。

Advertisement

網入りガラス対応の遮熱アイテム見つけました

せっかく買った遮熱シートでしたが、子供部屋の窓では使えないので別の部屋で使用しようと思います。となると子供部屋の網入りガラスに対応できる遮熱シートは無いのかと色々と探しました。

遮熱シートはやはり根本的に難しいので見つけることができなかったのですが、遮熱シートと似た商品で遮熱フィルムで同様の対応ができるとの情報があり、早速こちらを購入してみました。

ニトムズの窓ガラス透明断熱フィルムというものです。こちら断熱シートではないのですが、フィルムをサッシに貼り付けることによって擬似的に二重ガラス構造を作り暖房効果を高める効果があります。結露防止対策も同時にできるので結果として断熱シートでやりたかった寒さ対策ができてしまいます。透明度も高いので見た目もスッキリした印象にしてくれるのもグッドです!もちろん説明書にも記載の通り「二重窓・網入りガラス」にも対応可能と書いていたので安心ですね!

保温性が高い二重窓の原理を応用した断熱フィルムを貼り付けるだけなので、リフォームなどあまりできない賃貸向けの商品とも言えますね。両面テープ施工なので糊残りの心配がありますが、基本1シーズンだけの使用の考えなので短い期間であれば大丈夫なのかなと思います。

付属品の確認

早速封を開けてみると、ロール状のフィルムと一緒に施工用のマスキングテープと両面テープもついていました。結露防止のためのシリカゲルも2つ入っています。あとは鍵のフックに干渉しないようにしたり、取っ手部分を作るための部品が同梱されています。

両面テープを貼り付ける条件としてサッシの幅が3cmくらいないと、うまく貼り付けられないと記載がありました。我が家の窓はサッシの上下部分は3cmの条件を満たすのですが、取っ手部分などは1cmくらいしか無いので、それでも施工できるのかも合わせて検証できたらなと思います。

これは言わなくても大丈夫だと思うのですが、最初に施工面を吹き上げ掃除をして汚れを取ってください。汚れが付着していると剥がれやすくなったりするので必ず行いましょうね。

両面テープ・マスキングテープを貼り付け

まず、最初に付属の両面テープを貼り付けます。賃貸での施工になるので下地にマスキングテープを貼り付けたい気持ちは山々なんですが、おそらく最終的に剥がれやすくなる懸念があるので今回はそのまま両面テープを貼り付けようと思います。

1シーズンのみの使用で考えているので、よほど日当たりの良い窓でも無い限りは糊残りも少ないんじゃ無いかと思います。説明書にも6ヶ月以上使用すると糊残りの恐れがありますと記載されていたので、その期間以内で取り外す予定にします。環境によって変わるとは思いますが、自己責任で行いましょう。

というわけで私は窓に直接両面テープを貼り付けます。

サッシの内側ギリギリでテープを貼るようにします。窓の取っ手のところも溝に埋まるように貼り付けてみました。

その外側にマスキングテープを貼り付けていきます。

こちらは両面テープで貼り付けたフィルムをカッターで切るので窓の傷を防止するために貼り付けていきます。左側の窓に現在テープを貼り付けていますが、左窓の右側部分は手前の右窓と重なってテープが貼れないので、共に反対方向にスライドしてから貼り付けていってください。

そして手前に位置する右窓は小窓が付いていますが、小窓は何も触らずその下部分のみフィルムを貼り付けていく予定です。

適当なので汚い出来あがりですが、小窓のロックが干渉する場合このように少しカットして貼り付けてあげます。

これでフィルムを貼り付ける準備ができました。カッターでの傷防止のために貼り付けたマスキングテープですが、1枚だと不安な部分があったりしたら迷わずに2枚3枚と重ねてあげてください。傷防止のためだけのテープなのでどんどん守ってあげてくださいねw

いよいよフィルム貼り付け開始

ついにフィルムを貼り付けていきます。今回は手前側にあたる右窓を先に貼り付けていこうと思います。フィルムにも面裏があるようで、室内側に当たる面に「室内側」と記載のあるシールが貼り付けられています。

まず一番上の両面テープの台紙を剥がして、フィルムを貼り付けます。

ポイントはわざとテープよりはみ出させて貼り付けてしっかりと貼り付けてあげること。また、フィルムにシワが出来ても修正できるので問題ありませんが、接着面は修正できないのでここだけシワにならないように気をつけてください。

次は下側の両面テープを剥がしてフィルムを貼り付けていきます。

極力シワにならないようにと意識はしていますが、どうしても出てしまうものです。接着部分以外は後から修正できるのでそこまで神経質にならなくて大丈夫ですよ。

右側と左側の両面テープでフィルムを貼り付ける前に、中の空気層での結露防止のため付属の除湿材を入れてあげます。

これを入れた後は先ほどと同様に左右のテープ台紙を剥がしてフィルムを貼り付けていきます。

全面貼り付けが終わったら両面テープより外側にはみ出ているフィルムをマスキングテープに沿ってカットしていきます。

サッシに傷をつけないように慎重にカットしていってください。結構滑るような感じでカットできてしまうので思わぬ方向にいっちゃうことがあるので注意しましょう。

不器用な私は慎重に作業していてもこうなりました。

こうなると正直もうどうしようもないです。笑

張り替える以外最前が思いつきません。笑

とりあえずセロハンテープで見た目だけでも修復した気になろうと思いますww

セロテープの粘着や劣化のしやすさを考えると1シーズンこのままは怖いですが、様子を見て来年もう一度貼り付ける際に参考にしようと思います。笑

貼り付け作業とカット作業が終わった状況はこんな感じに仕上がります。

見るからにシワができていてすごく貧乏くさいような感じになっていますが、ここから綺麗に仕上げていく作業となります。

必要アイテムはドライヤーです。このドライヤーでシワのある部分に温風を当ててあげると面白いくらいシワが伸びていきます。笑

注意としてドライヤーを近づけすぎたり、同じ場所に当て続けたりするとガラス自体が熱割れを起こしたりする可能性があるので注意してください。あと、伸びるのが面白いからとドライヤーをやりすぎると伸びすぎてフイルムが裂けてしまうこともあるようなので、ほどほどにしましょう。笑

ドライヤーでシワを伸ばし続けた結果、とてつもなく綺麗になりました!普通の窓のように反射して我が子が写っていますねww

正直こんなに綺麗になるとは思っていなかったのでかなり驚いています。プチプチを貼り付けるより見た目がスッキリしているので良い感じです。

この調子で反対側も仕上げていっちゃいましょう!

Advertisement

反対側の窓は少し工夫が必要

反対側の窓も基本的には先ほどと同様で、上から下にフィルムを貼り付けて除湿剤を入れて左右のテープで貼り付けていく手順になります。

ただこちらの窓は右側に貼り付けているテープ部分が、手前の窓と重なってしまうので交差させるように窓同士を反対側に開いて作業します。

少し作業しにくかったですが、問題なくできました。全て貼り付けてカットするまでフィルムが干渉してしまうので、貼り付けたものが剥がれないように窓はゆっくりスライドさせましょう。

右側のテープを貼り終えたら、窓をスライドして元の位置に戻して左側のテープを貼り付けていきます。

私の場合は上下のテープを少しだけ残して、左側の貼り付けが行いやすいようにしていました。この辺りは好みなのでやりやすいようにすれば問題ないです。

最後に私の家の窓は鍵の部分が干渉してしまうので、こちらも少し編集してあげます。このままにしておくと鍵でフィルムに穴を開けてしまう可能性が高いです。

そんな時は付属のコの字型の透明シールの出番です。

このシールを鍵の引っ掛け部分を加工用にフィルムに貼り付けてあげます。

貼り付けたコの字型シールの内側に沿ってフィルムを切り取っていきます。この時切り取ったフィルムが中に落ちてしまわないようにしましょう。救出はほぼ不可能ですww

切り取りが終わったら、こちらの透明トレーのような部品の出番です。

こちらの両面テープを剥がして、先ほどのコの字シールに貼り付けてあげます。このとき鍵の引っ掛け部分をすくうようにして、引っ掛け部分のみ露出するようにしてあげると鍵は問題なくかけることができますね!

あとは先ほどと同様でドライヤーでシワを伸ばしてあげると完成ですね!

ぱっと見普通の窓に見えるくらいスッキリした感じに仕上がっています!私的には凸凹ガラスよりこっちの方が良いんじゃないかとも思いますね!

さいごに

断熱シートはインテリアのデザインを損ねてしまうような気がして、あまり気が進みませんでしたが、まさかの断熱シートより満足のいく仕上がりに驚きを隠せずにいます。笑

最初はラップを巻いたような感じになるのかなと思っていたのですが、そんなに気になるものでもありません。気になる断熱性能ですが、正直冬はこれからが本番なので現状ではなんとも言えません。ただ、朝早くの冷え込みが軽減されて室温が下がりにくい状況ができているのは体感できたように思います。

我が家でもそうですが一番注意したいのは子供達ですね。笑

障子があれば突きたくなるのが子供。フィルムのピンと張っているのを見ると突きたい衝動になってしまうかもしれません。先に注意しておくのもポイントですねw

今シーズンの子供部屋はこれで冬を乗り切っていこうと思います!