おすすめ作図ソフト「もでりん」がクラウド版としてMac対応!無料なので早速使ってみた!

おすすめ作図ソフト「もでりん」がクラウド版としてMac対応!無料なので早速使ってみた!

DIYを計画するときに、いつも計った寸法を手書きでメモ帳に書いています。もちろん物差しを使ったり、手書きで精度の高い製図ができるのであれば苦労もしないのですが、そんな知識も技術もない私は超絶ざっくり設計図を書いています。笑

メモとして手書きのアバウトな設計図も必要なのですが、手書きだとどうしても寸法にズレがあったり、計算ミスっててイメージ通りにならないなどの問題がでてしまいます。

私がよくやってしまうのは、ホームセンターのカットサービスでカットをお願いしたのに持って帰って組み立てると誤差に気づいて自分で再カットする状況に陥ることです。電動工具があればまだマシですが、手鋸だとさらに微妙なズレが出てしまったりするんですよね。笑

そんな私でも精度の高い木取り図などがあれば、設計ミスも減らせるだろうと思い作図ソフトを探していました。

ツイッターのDIY関係の方々も推しているcaDIY3D(キャディースリーディー)を使いたかったのですが、この記事執筆時点でMacOSは未対応とのことで現状は諦めていました。

Mac対応のものを探していましたが、なかなかレビュー記事も見当たらず途方に暮れていたところ良いものを見つけましたよ〜。

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木工図面作図ソフト「もでりん」がMac対応に!

ゼットソーのソーガイドを購入したら使うことができる「もでりんV3」というソフトがあるのを密かにチェックしていました。私のような初心者でも簡単にでき、かつ私のよく使う1×4材や2×4材等の木材のサイズ感も加味した作図ができるところが良いですね。

そもそもメインはソーガイドという手鋸で綺麗にカットできるツールなのに、おまけとして使えるソフトってかなり太っ腹なんじゃないでしょうか?笑

もちろんソーガイドもDIY初心者にはオススメで、私も欲しいツールの一つです。ただお値段がほんの少しだけお高いのが手を出しにくいところなんですよね。。笑

そこまで欲しいと思っていてなぜ手を出せなかったかと言うと、おまけソフトの「もでりん」がMac非対応だったから。だからずっと諦めていたんですよね〜。

しかしなんとこの「もでりん」がクラウド版として10月1日に正式リリースしました!

しかもMacに対応している!

というわけで前置きが長くなりましたが、今回はこの「もでりんクラウド」を早速使ってみようと思います!

さっそく起動してみた!

さっそく「もでりんクラウド」を起動させていこうと思います。推奨ブラウザはGoogle ChromeとFirefoxらしいですが、公式ではFirefoxが最速と推奨していますね。私は普段Firefox派ですが、プライベートでは色んなアカウントを使うのでGoogle Chromeを使用しています。今回もその都合でGoogle Chromeを使っていこうと思います。下記サイトから会員登録をまずしないといけませんね。もちろん無料となりますのでご安心を。

木工図面作図ソフト もでりん クラウド for Win/Mac
https://life-diy.com/modelin2019new.html

サインインができたら、「もでりんクラウド」を起動していきましょう!右側の赤丸で囲っているところで起動します。

ゼットソー 木工図面作図ソフト もでりんクラウド for Win/Mac

最初のローディングでゼットソーロゴが出た後に再度ログイン画面が出ます。これはサインインに使用しているID情報を入力すれば大丈夫です。

ゼットソー もでりんクラウド ログイン画面

ここで思ったのがブラウザのパスワード記憶機能が効かないことです。パスワードのコピペもできませんでしたので、必然的に毎回手入力になってしまいますね。このあたりは次回以降のアップデートでの修正を期待しましょう。

「もでりんクラウド」にサインインできたらホーム画面が表示されます。クラウド上にアップロードされた他の方の作品も共有できるようになっておりDIYの参考にできるようになっています。もちろんサンプル作品も豊富です。作り方がわからない木工作品をサンプルから選んで自分でチャレンジしてみるのも有りですね。

自身で最初から作図をする場合は画面左上の「新しい図面」をクリックします。

もでりんクラウド起動後

どんな作品名にするか名前を入力して開始をクリックします。

もでりんクラウド新規作成

ここから新しい作図ができるわけですね!

初心者は慣れるまで操作が難しい。

初期画面に入ると画面が大きく四分割されていて平面図・正面図・側面図、そして右上に立体3Dでプレビューできるようになっています。このソフトに限らず3D立体系のソフトは分割画面になるものが多いのかもしれませんね。私のような初心者には慣れるまで少し時間がかかるような気がします。

もでりんクラウド四分割

とりあえず何か材料を追加してみましょう。左上ゼットソーロゴの右のボタンをクリックしてプリセットの材料を選びます。

もでりんクラウド部材を選ぶ

ここを押すとホームセンターでよく売っている1×4材や2×4材などの定番木材を選択できるようになっています。今回は2×2材を選択してみました。

2×2材が図面に作成されました。選択されている木材は赤くなるみたいです。木材がセットされたことにより木材加工や移動などのメニューも上部に増えています。追加されたメニュー内の左から2番目の90°と書いているボタンを何度か押すと角度を変えて木材を立てることもできます。

さらに選択されている木材は左側のメニューにある項目で編集することができます。試しに長さを450mmにしてみましょう。長さの項目にある青い電卓マークを押すと電卓入力画面になるので、450mmと入力してEnterを押してください。

次にメニュー左から4番目の指定先にコピーというボタンをクリック。すると上下左右などの方向にどのくらい移動してからコピーするかを指定します。今回は奥のところに270mmと入力しました。

すると同じ長さの2×2材が270mm奥の位置でコピーされました。ここで注意したいのがおそらく木材の中心部から270mmの距離なので、この木材の間に270mmの部材は入らないということ。おそらく設定で変更できるとは思うのですが、まだ設定箇所がわかりませんでした。笑

次にメニュー左から9番目のオールセレクトボタンをクリックしてから、先ほどの指定先にコピーのボタンをクリックします。今回は左に270mmと入力。

こんな感じで4本になると、テーブルや椅子のような脚としての役割を持った木材ができますね。今回はこんな感じで椅子を作っていこうと思いカチカチ触っていました。

まさかの問題発生。

ここまでの作業を一旦保存しようと思いメニュー左から13番目の保存をクリック。保存して終了しようとしたら、なんだか表示がおかしい。

なんだか設置した木材が何も表示されていない。笑

一旦もでりんを終了して保存したデータを開き直したけど同じ画面。木材の選択もできなければ移動などもできない。保存情報をみるとサイズ部分が-999999などになっていて変更することもできない。こうなると終わりコースっぽいです。おかしい位置までもどるチャンスがあればそこまで戻ることをお勧めします。

再度新規で作り直したけど、保存をするとどうしてもダメっぽい。

マックとの相性なのかブラウザの相性なのか。。原因はわからないですが、Firefoxが一番推奨されていたことを思い出し、Firefoxで起動してみました。

バグで保存されているデータはその時点で保存されてしまっているので、Firefoxで開いても同じでしたが、新規で作成した場合はとりあえずは大丈夫そうでした。

マックユーザーへの注意としてGoogle Chromeでの「もでりんクラウド」はあまり推奨しません。公式の通りFirefoxを強くおすすめします。笑

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懐かしの図工室風の工作椅子を作ってみた。

Firefoxで起動して他にも問題がないかビクビクしながら作成していましたが、現状他には特に問題はなさそうでした。先ほどの操作からあまり変わったことをしていないせいもありますが。笑

先ほどの応用で椅子の補強部分も同じく2×2材で作成していきました。木材の回転やコピーで難なくできます。左側の編集メニューではなく選択して赤くなっている木材も直接クリックして長さを調整することも可能なので、木材同士の間などは直接触っての方が長さも調整しやすいですね。スナップ機能も付いていたので、ちょうど良い長さや位置をアシストしてくれます。

他にも集成材なども追加して懐かしの工作椅子の形になりました!集成材系は編集が若干ややこしくて数ミリのズレがあるかもしれませんが、初心者DIYerあるあるとしてご容赦くださいwww

ちなみに完成したらメニュー左から17番目のアイコンをクリックすると木取り図を表示することもできますので、これを印刷してホームセンターに持っていけばカットサービスを利用するときの説明も楽になります。

今回の私の木取り図ですが、何も考えずに作成したので材料の配分にかなり無駄が多いですねww

木取り図を出してみると制作時のコストなどが目に見えるので、木取り図を見つつ材料配分を考えながら作成すると無駄なく材料が使えます。材料の登録も新規でできるようなので、近所のホームセンターに売っている最大の長さのツーバイ材を登録したり、ここにしかないって材料も登録できるので自分だけの材料カスタマイズもできるのが良いですね。

ちなみに今回作成した工作椅子は上記設定で保存しています。クラウドに保存されて、おそらく他ユーザーに共有されるようなので作っていただける方は探してみてください。パワーアップして作ってやったぜっていうのもあれば嬉しいですねww

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さいごに

今回は工作椅子を作っての「もでりんクラウド」の紹介でしたが、他にもペイント機能等が搭載されており完成イメージをより高精度に再現できるみたいですね。木取り図の印刷でホームセンターに持っていくのもOKですが、スマホにデータ共有して持ち歩くこともできるようなので、ふと思い出したとき確認にも使え非常に便利です。途中不具合がありましたが、今後のアップデートで改善されることも期待しています。

木工図面作図ソフト もでりん クラウド for Win/Mac
https://life-diy.com/modelin2019new.html

MacOSXで使える作図ソフトを探していた中での「もでりんクラウド」正式リリースの情報だったので非常にありがたいツールでした。まだ操作になれていないので使いこなすまでに時間がかかりそうですが、マスターすれば有料ソフトも視野に入れることができる気がしてきます。

マックユーザーで私と同じような感じで、作図ソフトを探していた方は一度試してみることをオススメしますよ〜!