難しいレールの取り付けのコツ♪棚柱を使った可動式棚受けのDIY
新居に引っ越してきても家を傷つけたくない気持ちは変わらずで、賃貸でなくても結局やる事は一緒なのだと気づきました。笑
今回もツーバイフォー 木材を使って棚受けを作っていきます。用途に応じて棚の位置を変えられるように可動式にすれば長い目で見ても使いやすいですよね。
そこで今回は棚柱用のレールを取り付けて好きな位置に変えやすい可動棚を作っていこうと思います。棚柱のレールの取り付けは少しの誤差で可動できなくなってしまうので取り付けレベルは割と高いと思っています。壁への取り付けならそこまで難易度は高くないのですが、ツーバイ材でのツッパリ式になると垂直に突っ張っているかどうかの微妙な誤差でもレールがずれてくるので、かなり難易度が上がってしまうのです。今回はその負担を少しでも軽減できればと思い私なりのちょっとしたコツをお伝えできればと思います。
今回のDIYで必要なもの
まずは組み立てに必要なものからご紹介します。
- 2×4 SPF木材(長さはご家庭によって変わってくるので割愛)
- ラブリコ等の突っ張り用アジャスター
- 棚受け用の板材(今回はアカシアウッド)
- 棚柱用金具
- 棚受け用のブラケット
最低でも上記は揃えておかないといけませんね。あとは他に棚柱固定用のビスや工具類は必要です。ワックスや紙やすり等はなくても大丈夫ですが、自分好みに仕上げるなら色々とこだわるのも楽しいですよ♪
2×4木材
これがないと始まらないですよね。笑
こちらはホームセンターに行けば手に入りますし、カットサービスをしているところも多数あるのでホームセンターで目的にあった長さにカットしてもらうのが良いですね!
突っ張り用のアジャスター
こちらはお好みのアジャスターを使用していただいて良いかと思います。ただ、ディアウォールはバネでの突っ張りのため若干不安なので、個人的にはラブリコ等の締め上げ式の突っ張りアジャスターがおすすめです。私は今回は前の家で使用していたラブリコを使用していきます。
棚受け用の板材
今回はアカシアウッドを使用していますが、こちらはお好みで大丈夫です。パイン集成材など使っていきたいですが、思いの外高価になってきます。あまり重いものを乗せないとかであればファルカタ材とかが安くておすすめですね。ただ、ファルカタ材はかなり反りやすいので湿気が多いところは避けるなど設置場所には注意した方が良いかもです。
棚柱用金具
こちらはいろんなメーカーから出ていますが、ロイヤルのチャンネルサポートという商品がユニクロメッキだったのでこちらを購入しました。棚柱パーツも白や黒などお好みの商品を選んでいただいて大丈夫なのですが、ブラケットの相性もあるのでそこは事前にリサーチしていた方が良いです。買ったのにハマらないなんてこと地味にありますので。。笑
棚受け用のブラケット
各材料の数量は施工で変わってくると思いますが、全て左右分で合わせて各2点以上は最低必要になってきますね。笑
組み立て前にやすりがけとワックス塗装
下準備といってもいつものように買ってきた木材のやすりがけと塗装になります。ここは好みで仕上げていくところなので最悪飛ばしていただいても機能的には問題ありません。ただ、ささくれ防止のためにやすりがけをしたり、やすりがけを綺麗にすればするほど塗装の色の乗りや仕上がりが綺麗になるので、この下準備はやればやるほど満足度が変わってくると思います。
久しぶりにホームセンターでツーバイ材買ったけど、こんなに表面粗かったかなと思いました。多分コロナの影響でDIYをする人が増えた影響と、その需要に反してウッドショックの影響とかもあるんだろうな。表面上でしか知らないんですがね。笑
マルチエボのサンダーツールで一気にやすりがけを進めていきます。このブラックデッカーのマルチエボは本当に便利なんだけどサンダーは別の商品を買った方が良いと思いますね。使ってみるとわかるのですがマジックテープ部分がかなり弱いんですよね。私のこのサンダーヘッドも2台目です。笑
若干毛羽立ってはいますが、今回はこのくらいにしておきます。理由としてはこだわりすぎると日が暮れるから。笑
綺麗な仕上がりを目指す方はツルッツルにすると完成時の満足度も桁違いです。
次はアンティークワックスを塗っていきます。今回も色はジャコビーンです。もう私のブログではお馴染みですね!
薄く塗り広げていき乾かします。やはりこの色素敵ですね〜。上がまだワックスを塗っていない状態で、下がジャコビーンのワックスを塗ったもの。横に並べてみると結構色ついてるんですね。ちなみにナチュラルテイストも好きなのでクリア塗装なども良いと思います。
アンティーク感が出るのがアンティークワックスの良いところだけどアンティーク感が出すぎると、なんだかボロ屋敷みたいに見えちゃうんですよね。だから私はこのジャコビーンが一番程よくアンティーク感を出してくれるので、こればっかり使用しています!
柱となる2×4木材の取り付け
次は2×4用のアジャスターを取り付けていきます。今回は引越し前に使っていたラブリコを使っていきます。
取り付けるアジャスターによってツーバイ材のカットする長さも変わりますので、そこはしっかりと説明書を見て長さを調整してくださいね。
ただ、ラブリコ系のアジャスターはネジを締めて突っ張るタイプなので突っ張りすぎによる天井抜け等も事例としてはあるみたいです。だからといって突っ張る力を弱めてしまうと転倒事故も怖いですよね。
そこで対策として有効なのは天井とアジャスターの間に木材を挟んであげます。こうすることで天井との密着面積が広くなり突っ張る力が分散するので天井抜けが発生しにくいということですね。
我が家では1×4木材を使用しています。同様にアンティークワックスを塗ってあげると統一感も出てきますよ。忘れがちなのは間に挟む木材の厚み分の長さを調整してあげないといけないのでご注意ください。これを忘れて泣く泣くもう一度カットしたことが何回もあるので、私のようなうっかりさんは特に注意です。笑
私流の棚柱取り付けのコツ
次に棚柱を取り付けていくのですがこれが結構難しくて完成しても何度か調整し直すという過去があります。便利な分少しでも位置ずれがあると一気に使いにくくなってしまうので私としては少し難易度が高いのかなと思いました。
これがなぜDIY初心者でも取り付け簡単と紹介されるのかですが、直接壁に取り付けるため誤差調整が棚柱だけで済むからです。壁は絶対に位置が変わることがないので測った寸法通りに設置できれば何も問題ないということです。
ただ皆さんがやりたいDIYって「家を傷つけないDIY」ですよね?だからそもそも壁に直接取り付けること自体がNGなんです。笑
だから突っ張りアジャスターを使って棚柱を取り付ける方が多いと思うのですが、垂直に取り付けや寸法通りの位置にピッタリ取り付けるってかなり難易度が高いと思います。そこで思ったのが、最初に位置決めをするときは大まかな位置でオッケーだということ。2×4の木材も反ったりねじれたりしやすいので、恐らく寸法通りにはならない可能性が高いです。
ということで棚柱の取り付けですが、特別難しいことをする必要はありません。
まず取り付ける棚柱の高さを決めます。その決めた高さで一番上のビスのみ仮留めします。コツはこれだけです。笑
一番上のビスのみ留めることで、重力の力が働き地面に対して垂直の位置に棚柱を調整してくれます。これによって左右の棚柱が自然に平行になるので、棚受けの調整も楽になりますね。
ただ、微調整が必要になる場合があるので、ビスは最後まで留めずにあくまで仮留めとしておきます。9分目くらいかな?実際に棚受けを取り付けた時に歪んでいた場合調整しやすくなるのでビスを最後まで留めるときは仕上げの時と考えておきましょう。
一番上を仮止めしていますがこのままでは大きくずれる可能性も高いので一番下のビスも仮留めしておきます。こちらも同じく9分目くらいで。
残りのビスは仕上げで取り付ける予定です。思っていたよりグラグラする場合は他の位置も仮留めして調整してくださいね。
棚受けも慎重に取り付けましょう
次に棚受けの取り付けに入ります。こちらも棚柱と同じくらい大事な行程ですので慎重に作業を行なっていきます。
あらかじめ取り付け位置を決めてブラケットを取り付けたいのですが、棚柱と同様の理由で位置の微調整が難しいので、こちらも実際の取り付け位置を測りながら調整していきます。
当たり前のことではありますが、ブラケットも棚柱に対して垂直に取り付けないと棚の位置を変える時にスムーズに変えづらくなります。
垂直に取り付けるために差し金を使ってもいいのですがティッシュ等の手頃な箱でも代用可能です。むしろ今回はそっちの方が使いやすいかも。私はブラックアンドデッカーのサンダーの箱があったのでそちらを使用しました。笑
取り付けの手順としてはまずブラケットを左右の棚柱に引っ掛けるところから。そのあとに棚板を乗せて位置を調整していきます。この時に先ほど箱や差し金を使って角度を垂直に調整してあげます。コツとしては棚板の上にお守りになるものを乗せてブラケットがずれにくいようにしてあげるといいですよ!
左右の調整が難しいですが、右を見たら左を確認の繰り返しでなんとなくコツがわかってくると思います。笑
ビスで固定するときは調整した金具がずれないように注意していきましょう!
私もやらかしたことがあるのですが、ブラケット取り付け用のネジに関しては棚板の厚さを考慮して準備してください。昔そこを全く考えてなくて固定したネジが棚板を突き抜けたことがありますので。笑
ビスを一本打つごとに位置がずれていないかは都度確認するのがオススメです。固定が終わってもレールに引っかかりにくい等結構ずれていることが多いので。
さいごに
必要な棚板の設置が終われば、色々と棚板の設置位置を変えて引っかかりがないかを確認していきます。この時点で一度上下の仮留め分のビスを最後まで締めます。ここでうまくブラケットが引っかからない場合は再度棚板か棚柱を調整していきます。
ここでスムーズに位置を変えられるなら、棚柱の他のビスを打って大丈夫だと思います。ビスを斜めに打ったりすると棚柱の位置ずれも起こったりするので注意してまっすぐ打ってくださいね!
最後のビス留めが終わったら最終的にスムーズに棚受けの位置が変えられるかを確認して問題なければOKです!確認行程が多いのはめんどくさいですが、突っ張りアジャスターを使っての棚柱の取り付けは計画通りにいかないことが多いので一つ一つ確認して確実に進めていくのが良いと思うんですね。
私流とは言いましたが一番上のビス留めから位置を調整するだけなので、なんのオリジナリティもないですが壁に直付けするよりも難易度は上がってくると思うので、少しでも簡単にできないか工夫してみました。
他にもこんなやり方が簡単だよっていうのがあれば教えていただけると嬉しいです。